ダイエットはまずむくみ解消から

 ライザップのダイエットはあのCMで衝撃的な効果を実感するが、果たしてあれを続けられるかというと普通の生活者には無理な相談だろうと思う。
 

 確かに、低糖質ダイエットと筋トレで早期のダイエットは可能だが、低糖質ダイエットも筋トレも良し悪しは別に日常的な行為ではない。


 そこで私がお勧めするのはいつもながらの「よく噛んで腹八分」となるが、これは日常的に自分でできる簡単な行為だからまず継続可能である。

 その上でヨガ的なゆっくりとしたストレッチも自宅で可能だから、「よく噛んで腹八分」プラス「ゆっくりストレッチ」でダイエットはできる。


 ダイエットとはいえ健康に直結しなければならない。あまりの低糖質やサラダやバナナばかり頼るダイエットをやると必ず健康にはマイナスとなる。

 
それは人体には健康を保つために基本的な栄養が必要だからである。人間は穀類豆類根菜類などで体質の基質を造るべき動物である。それを疎かにしてはいけない。


 さて、肥満体の中には明らかにむくみ肥満の方が多く見られる。これは水捌けの悪い体ということだが、腎臓の濾過力やリンパ液の流れが悪いということ。

 この状態を東洋医学では腎虚と云う。細胞の代謝機能が悪いと細胞と細胞の間に水分が溜まり(細胞間液)体はむくんで冷える。


 これは何より血流が悪いことが根本的な原因である。腎臓に至る血流は心臓→大動脈→腎動脈→腎臓となるが、この一連の流れが悪いと腎臓の濾過機能は低下し水分を老廃物とともに十分に排出できない。

 高齢者の尿の出が概ね悪いのも加齢とともにこの腎臓の濾過機能が低下しているからだ。


 また、血流が悪いとそれに支配されるリンパ液の流れも悪くなる。すると体内の様々な部分でむくみが生じ、溜まった水分の重みで皮膚が垂れてくる。

 顎が垂れ気味になったり鎖骨が埋没したり二の腕が太くなったり、太ももやふくらはぎが肥大する。


 従って、極めて現実的かつ継続可能で生活の中で簡単にできることは食生活改善とゆっくりストレッチなどで血流を促進し、腎臓機能の向上とリンパ液の流れを良くすることである。

 自然状態の物を旬に応じてよく噛んで腹八分。さらに、就寝前のゆっくりストレッチを繰り返せばむくみはてき面に解消できる。


 人間はあまり過度の努力は続けられない。続けられないからそんなダイエット法にはよくリバウンドが伴うことになる。

 また、人体が必要とする基本的な栄養摂取を無視した極端なダイエット法は体調不良を生む。痩せはしたが病気になったのでは本末転倒だ。


 真に体にいい、つまり健康的なダイエットとは食生活を人体生理に都合のいい状態にすることが基本である。

 その上で継続してやれる運動で筋肉や関節部を伸ばす曲げる捻ることが有効となる。この運動は血管やリンパ管を圧迫拡張することで中を流れる血液とリンパ液の流れを促進する。

 そんな生活を二週間から一か月も続けていると様々な体調変化に気く。

よく眠れるようになったり通じが良くなったり尿の出や汗の出が良くなったりする。また、疲れが溜まらないということにも気づくかと思う。


 そういう意味で正しいダイエットとは健康体を造る過程で必然的に実現できるものなのである。