アトピー肌は体質改善でのみ治るもの

 アトピー肌に悩む女性は多い。大概の人は皮膚科に通って塗り薬などをやっているものだが、これはお門違いも甚だしい。アトピーという病気は皮膚の問題ではなく、体内で血液を生理的に巧く処理できない状態。


 食べた物は腸内で消化吸収されるが、ここで躓くと吸収されて血液中に入った栄養は肝臓で巧く解毒処理できない。巧く解毒処理できていない栄養素が体中を巡ることになる。これがアトピーの真相だ。


 従って、アトピーを原因とするアトピー肌の改善は腸や肝臓に負担を掛けない正しい食生活に変えるしか根本解決はありえない。日本人の間にアトピーなどがなかった時代の食生活が参考になる。


 昔の日本人の食生活は今の言葉で言えば自然食とかマクロバイオティックということになろう。無農薬有機野菜中心の食生活をしていたわけだが、昔はアトピーも虫歯もほとんどなかった。


 昨日のブログで「ベルツの日記」に言及したが、ベルツの実験に協力した車夫は常日頃から玄米を食べていた。玄米にはビタミンB群を中心に様々な栄養素が確認されている。


 日露戦争当時わが軍の軍医だった森鴎外は白米を推奨した。その結果は戦闘で死んだ兵士よりも脚気(自律神経失調)で死んだ兵士の方がはるかに多数になった。国賊である。


 アトピーの方の多くはパン食である。小麦の常食者であるが、その小麦も白米と同じように芽も皮もないメリケン粉だ。これが小麦アレルギーの元凶である。


 また、多くのアトピー患者が白砂糖を使った食品を日常的に口にしているという事実もある。多くの市販の菓子類やケーキ類は白砂糖や牛乳や卵やメリケン粉の塊である。


 そういった菓子類などにはショートニングやPH調整剤(=防腐剤)なども混入しており、ソルビットやカラメル色素などといった全く自然とは真逆の添加物も入っている。


 こういったものはあまり噛まずに飲み込むことができ、その分咀嚼回数は減り唾液と混ざらず腸内環境を劣悪化する。アトピー患者に便秘や冷え性が多い原因である。


 さて、こういった一連の生理的な障害がアトピー肌という結果になる。痒みなどの症状は皮膚で感じられるのだが、それは飽くまでも人体内の生理的な障害の結果なのだ。


 私のアドバイスを受けて玄米雑穀ご飯と旬の野菜をよく噛んで腹八分、さらに不自然な添加物を排除した食生活を続ける人は皆さん肌荒れから解放される。


 よく噛んで腹八分にすれば食事量が減ってくるが、それが適正量となる。よく噛みもしないで嚥下できるものは結果的に過食となり、過食は内蔵に常に負担を掛ける。


 咀嚼不足と過食はアトピーだけでなく多くの現代病の原因であるが、これを正さない限り病から解放されることはない。