便秘と腰痛の関係

 便秘と腰痛は異なる症状名だが、人体内では一体といっていいほど繋がっている。ところが、便秘は内科で腰痛は整形外科に相談に行くことになるのが現代医療の問題である。

 便秘は蠕動運動が巧く行かず排便が困難な状態だが、腸内の血流が悪かったり血流が悪いために自律神経の働きが悪かったりすると当然起こる。

 この便が腸内に長く滞留すると腰を支える筋肉群に常時負荷が掛かる。これは筋肉に緊張を生むだけでなく、いずれ骨盤のズレを定着化させる。

 この状態が続くと筋肉痛という腰痛が発生する。あるいは、腰の関節から軟骨が飛び出したり(ヘルニア)や脊柱管が狭窄し内部で骨棘が脊髄神経を刺激して腰痛を生む(脊柱管狭窄症)。

 つまり、便秘が腰痛の原因である場合、まずは便秘を治さないと腰痛が回復することはない。また、それは血流の促進を出発点とする体質改善を通じて回復させるべきことである。

 ところが、現代医学は便秘には酸化マグネシウムなどの便秘薬、腰痛には湿布・痛み止め・手術などといった体質改善は不可能なテクニックばかりとなる。

 私の治療は毎日血流を促すのみであるが、長年の便秘にしろ腰痛にしろ数日もやればすっかり良くなってしまうのが普通だ。それは全身の血流システムを回復させるから。

 健康な人のきれいな血液は心臓を飛び出して体内を一周しまた心臓に戻ってくるのに約50秒。ということは、どこか一か所でも血流が悪いと全身の血流に影響がある。

 逆に言うと、腸内の血流が悪かろうと腰の血流が悪かろうと、その部位だけの血流を促進して便秘や腰痛の根本的な回復は望めないということになる。血流はあくまでも全身的なものである。

 全身の血流とはこうなる。心臓→大動脈→中動脈→細動脈→毛細血管→細静脈→中静脈→大静脈→心臓。これに例外はない。つまり、血流は大動脈の流れがどこまでいいかで他所の血流の程度が決まる。

 従って、何より大動脈の血流を促進することが優先で、その上で他所の血流が悪い部分の血流を促さなければならない。この順序が血流システムであるから当然のことだ。

 そんな血流促進の治療を続けると全身の血流がレベルアップする。腸内はもちろん腰を支える筋肉群(腹筋、大腰筋、大殿筋、大腿四頭筋、腹側筋など)の血流が安定する。

 後はそれを維持することを続ければ便秘も腰痛も慢性的な形で再発することはない。